免疫が下がりがちな冬場！どんな対策があるのか詳しく解説

冬場は運動不足や冷えなどが影響し、体温が上がりにくくなることもあって、免疫力が低下しがちになる季節です。新型コロナウイルスの影響もあり免疫力が注目されている今、免疫力を高めることは重要です。

今回は、冬場に免疫力を高めるにはどのような対策があるのか詳しくご紹介します。

1. 冬場に免疫が低下する理由

人間、寒くなるとインフルエンザなどの病気にかかりやすくなるものです。最近では、新型コロナウイルスなどの怖い病気も流行しているので、かからないように努力をしている人も多いことでしょう。

実際、冬になると免疫は下がり気味になります。まず「なぜ冬になると免疫が下がるのか」を、しっかりと理解しておきましょう。

1-1. 気温

人間の身体は、温められると体内の細胞の活動も活発になり、当然ウイルスを駆除するNK細胞などの免疫機能も向上します。冬はもともと寒いので、当然免疫力が低下しがちになってしまいます。とくに冷えてしまうのは、免疫にかかわる機能の大半を持っている「腸」。腹巻をしてお腹を冷やさないようにと昔から言いますが、これは理にかなった行動だったわけです。

1-2. ストレス

さまざまなストレスは、身体に負荷となって免疫力の低下を引き起こします。最近では、新型コロナウイルスに警戒するばかり、日常生活でさまざまな制約を課せられた結果、ストレスとなってしまった「コロナストレス」が注目されています。それ以外にも職場の人間関係など一般的なストレスも、当然免疫力の低下につながるでしょう。調査によると、ストレスを受けることで免疫細胞の分泌量が減少するため、免疫力の低下につながるといわれています。

1-3. 食生活

冬場は新鮮な野菜が手に入りにくいことや、インドアの食生活になりやすいこともあって、食生活の偏りが見られます。そのため、食生活の偏りは肥満などの原因となり、その結果免疫力の低下を引き起こす要因になってしまう事があります。

2. 冬場に免疫をアップさせる方法

冬場は、とくに免疫力が低下しやすい季節です。そんな冬場に、免疫力をアップさせる方法をいくつかご紹介します。

2-1. 食生活の見直し

不足しがちな栄養を補うよう、食生活を見直すことが有効です。とくに不足しがちなのは、緑黄色野菜に含まれる栄養素やビタミンCです。ビタミンCは、免疫力をアップさせるためにとくに必要な栄養素なので、果物や野菜だけでなく、サプリメントも活用して接種に努めましょう。

2-2. 適度な運動

適度な運動を日常の習慣に取り入れると、免疫力を高めることに効果があります。運動を行うことで、体温の上昇をさせることもでき、体内の免疫力をアップさせる効果があります。運動といっても、冬場の屋外運動はなかなか厳しいので、家の中でも出来るストレッチや筋トレなどの運動で積極的に体を動かすように努めましょう。

2-3. 腸活

免疫細胞の働きを促進するには、主な活動場所である腸の働きをスムーズにしてやることが欠かせません。いわゆる「善玉菌」を腸内に増やして、免疫力をアップさせることが効果的です。とくに摂取して欲しいのは、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌類と、食物繊維です。乳酸菌類は、腸内の環境を健康的にするとともに、食物繊維をエネルギーにしてその活動をより活発にします。

3. 免疫を高める体質に改善しよう

さまざまな努力をして、免疫力をアップさせることは冬場において必要不可欠です。今まで紹介した方法以外にも、体質そのものを改善する方法もぜひおすすめします。

3-1. 鍼灸で体質改善ができる

身体の中にある「ツボ」などを刺激して、免疫力を高められる方法が「鍼灸」です。鍼灸は、信頼のおける技術を持っている鍼灸師が行うこととなっており、効果のあるツボを針やお灸によって刺激し、人間本来が持っている免疫力を高められる方法なのです。鍼灸の力を借りると、体内の赤血球が増えて血行が良くなるとともに、白血球も増えて抵抗力や免疫力が高まりますから、ぜひ一度試してみてください。

3-2. 鍼灸は定期的に行う

鍼灸は、定期的に行うとより免疫力アップの効果が見込めます。鍼灸のペースは個人によって差がありますが、不調だなと思ったら通うこともできますし、季節柄体調に不安を感じているなら予防の意味を込めて先に鍼灸に通うのも方法の1つでしょう。鍼灸師は、あなたの体の不調について聞き取ったうえで、その時の状況によって鍼灸を行ってくれるので、いわば「身体のメンテナンス」も一緒に行え、健康的な身体を保てるでしょう。